パウエルFRB議長の発言に警戒か

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パウエルFRB議長の発言に警戒か

パウエルFRB議長の発言に警戒か
相場レポート

2024.07.02

2024.07.02

本日のポイント

  1. ラガルドECB総裁の発言

  2. パウエルFRB議長の発言

前日のNY市場は、株高・金利高・原油高のマチマチの展開となり、米ドル買い・円売りの流れが継続。米ドル買いの流れが強まったことで米ドル/円はジリ上げ相場となり、直近高値を上抜けて161円台後半まで上昇する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの161.700付近を上抜けた場合は、162.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの161.300付近を下抜けた場合は、160.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、円買い介入への警戒感が高まっているため、新たな材料が出るまでは方向感に欠ける展開となるだろう。

本日は、18時に欧・消費者物価指数、22時半に欧・ラガルドECB総裁の発言、米・パウエルFRB議長の発言、23時に米・JOLTS求人、翌10時10分に日・日銀国債買い入れオペ、翌10時半に豪・小売売上高が予定されている。各国の重要経済指標・要人発言を静観しつつ、米ドル/円の方向性に注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。