月末要因による株価変動に警戒か

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月末要因による株価変動に警戒か

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月末要因による株価変動に警戒か
相場レポート

2024.04.30

2024.04.30

本日のポイント

  1. 欧州の消費者物価指数

  2. カナダのGDP

前日のNY市場は、株高・金利安・原油安のリスクオン基調となり、米ドル売り・円買いの流れが継続。米ドル/円は一時的に160円台まで上昇したものの、円買い介入と思われる急落によって上値の重い展開となり、156円台でクローズする結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの157.000付近を上抜けた場合は、158.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの156.000付近を下抜けた場合は、155.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、高値圏での乱高下が続いているため、様子見ムードによって方向感に欠ける展開となるだろう。

本日は、18時に欧・消費者物価指数、21時半に加・GDP、米・第1四半期雇用コスト指数、22時に米・S&Pケース・シラー住宅価格指数、23時に米・消費者信頼感指数、翌6時に NZ・RBNZ金融安定報告書公表、翌7時45分に NZ・第1四半期失業率、翌10時に NZ・オアRBNZ総裁の記者会見が予定されている。また、アマゾン・ドットコムなどの米主要企業の第1四半期決算が控えているため、株価変動による為替への影響に警戒したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。