米ドルやユーロの値動きに警戒か

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米ドルやユーロの値動きに警戒か

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米ドルやユーロの値動きに警戒か
相場レポート

2024.03.01

2024.03.01

本日のポイント

  1. 欧州の消費者物価指数

  2. 米国のISM製造業景況指数

前日のNY市場は、株高・金利安・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル買い・円買いの流れが継続。円独歩高となったことでクロス円は軒並み軟調に推移しており、米ドル/円は一時的に149円台前半まで150pipsほど下落する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの150.100付近を上抜けた場合は、150.500の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの149.500付近を下抜けた場合は、149.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、高値圏から急落している状況のため、新たな材料が出るまでは上値の重い展開となるだろう。

本日は、19時に欧・消費者物価指数、24時に米・ISM製造業景況指数、米・ミシガン大消費者信頼感指数、24時15分に米・ウォラーFRB理事の発言、26時15米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、27時半に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言、29時半に米・クーグラ―FRB理事の発言が予定されている。各国の重要経済指標・要人発言を静観しつつ、週末クローズに向けた米ドル/円の方向性に注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。