雇用統計後の米ドル/円の影響に警戒か

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雇用統計後の米ドル/円の影響に警戒か

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雇用統計後の米ドル/円の影響に警戒か
相場レポート

2024.02.02

2024.02.02

本日のポイント

  1. 米国の雇用統計

  2. 米主要企業の第4四半期決算

前日のNY市場は、株高・金利安・原油安のリスクオン基調となり、米ドル売り・円買いの流れが継続。米ドル/円は一時的に145円台後半まで下落したものの、引けにかけては押し目買い優勢となり、146円台中盤でクローズする結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの147.000付近を上抜けた場合は、148.000に向けた一段高に、直近サポートラインの146.000付近を下抜けた場合は、145.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、高値圏からゆるやかに下落している状況のため、下抜けた場合はストップロスによる急落に警戒したい。

本日は、22時半に米・雇用統計(非農業部門雇用者数・平均時給・失業率など)、24時に米・ミシガン大消費者信頼感指数、米・製造業受注指数が予定されている。雇用統計後に米ドル買い・米ドル売りのどちらの流れになるかを静観しつつ、週末クローズに向けた米ドル/円の方向性に注目したい。また、米主要企業の第4四半期決算が本格化しているため、株価変動による為替への影響に警戒したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。