米ドルや英ポンドの値動きに警戒か

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米ドルや英ポンドの値動きに警戒か

米ドルや英ポンドの値動きに警戒か

米ドルや英ポンドの値動きに警戒か
相場レポート

2024.01.12

2024.01.12

本日のポイント

  1. 英国のGDP

  2. 米国の生産者物価指数

前日のNY市場は、株安・金利安・原油高のリスクオフ基調となり、米ドル買い・円買いの流れが継続。米ドル/円は一時的に146円台まで上昇したものの、引けにかけては戻り売り優勢となり、145円台前半でクローズする結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの146.000付近を上抜けた場合は、147.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの145.000付近を下抜けた場合は、144.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、直近高値を上抜けて推移しているため、新たな材料が出るまでは下値の堅い展開となるだろう。

本日は、16時に英・GDP、英・鉱工業生産、英・貿易収支、22時半に米・生産者物価指数、24時に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言が予定されている。各国の重要経済指標を静観しつつ、米ドルや英ポンドの値動きに注目したい。また、JPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカ、シティグループなどの米主要企業の第4四半期決算が本格化するため、株価変動による為替への影響に警戒したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。