雇用統計後の米ドルの方向性に注目か

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雇用統計後の米ドルの方向性に注目か

雇用統計後の米ドルの方向性に注目か

雇用統計後の米ドルの方向性に注目か
相場レポート

2023.07.07

2023.07.07

本日のポイント

  1. ベイリーBOE総裁の発言

  2. 米国の雇用統計

前日のNY市場は、株安・金利高・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル買い・円買いの流れが継続。円全面高になったことでクロス円は軒並み上値の重い展開となり、米ドル/円は143円台後半まで下落する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの144.500付近を上抜けた場合は、145.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの143.500付近を下抜けた場合は、143.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、高値圏から緩やかに下落している状況のため、押し安値を形成して再度上昇するか、サポートラインを下抜けて続落するかに注目したい。

本日は、16時半に英・ベイリーBOE総裁の発言、21時半に加・失業率、米・雇用統計(非農業部門雇用者数・平均時給・失業率など)、23時に加・Ivey購買部協会指数、25時45分に欧・ラガルドECB総裁の発言が予定されている。各国の重要経済指標・要人発言を静観しつつ、雇用統計後の米ドルの方向性に注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。