米国のGDPに注目か

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米国のGDPに注目か

米国のGDPに注目か
相場レポート

2022.01.27

2022.01.27

本日のポイント

  1. 米国のGDP

  2. 米国の新規失業保険申請件数

前日のNY市場は、株高・金利安・原油高のリスクオン基調となり、米ドル買い・円売りの流れが継続。FOMCは市場予想に沿った内容であり、インフレ抑止を強調したものの、利上げペースへの言及がなかったことでタカ派的との見方が強まり、引けにかけて株安・金利高の流れに変わる結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの115.000付近を上抜けた場合は、115.500の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの114.000付近を下抜けた場合は、113.500に向けた一段安が想定される。一方で、米ドル買いが強まったことで、米ドル/円は114円台後半まで上昇しており、高値圏で形成していた下降チャネルラインを上抜けているため、株安・金利高・米ドル高の流れが継続する場合は下値堅い推移が想定される。

本日は、22時半に米・第4四半期GDP、米・新規失業保険申請件数、米・個人消費、米・耐久財受注、24時に米・中古住宅販売保留、27時に米・7年債入札、翌9時半に豪・第4四半期生産者物価指数が予定されている。米国の重要経済指標を静観しつつ、FOMC消化後の米ドルの方向性に注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。