
2021.09.10
2021.09.10
英国のGDP&貿易収支
米国の生産者物価指数
前日のNY市場は、株安・金利安・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円買いの流れが継続。米ドルと円の通貨強弱が相殺関係とならず、米ドル全面安となったことで、米ドル/円は一時109.600付近まで下落する結果となった。最近では米ドル売り・円売り(米ドル買い・円買い)のように、通貨強弱が相殺関係となり、方向感に欠ける展開が続いていたため、米ドルと円の方向性に要注目となるだろう。
テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの110.400付近を上抜けた場合は、110円台後半に向けた一段高に、直近サポートラインの109.500付近を下抜けた場合は、109.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、109円台中盤では底堅く、110円台前半では上値重い展開が続いているため、新たな材料が出るまでは110.000を挟んでの揉み合いが継続するだろう。
本日は、15時に英・GDP、英・鉱工業生産、英・貿易収支、18時半に欧・ラガルドECB総裁の発言、21時半に加・失業率、米・生産者物価指数、22時に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言が予定されている。英国の重要経済指標を静観しつつ、週末クローズに向けた各通貨の値動きに注目したい。
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