雇用統計前の流れに注目か

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雇用統計前の流れに注目か

雇用統計前の流れに注目か
相場レポート

2021.09.02

2021.09.02

本日のポイント

  1. 米国の新規失業保険申請件数

  2. オーストラリアの小売売上高

前日のNY市場は、株横ばい・金利安・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円売りの流れが継続。米ドル/円は一時110.400付近まで上昇したものの、ADP全国雇用者数の結果が予想よりも悪化(予想61.3万人増/結果37.4万人増)したことで50pipsほど下落し、110.000付近でクローズする結果となった。

テクニカル的に見ると、直近高値の110.400付近を上抜けた場合は、110.500の節目ブレイクに向けた一段高に、直近サポートラインの109.500付近を下抜けた場合は、109円台前半に向けた一段安が想定される。一方で、雇用統計までは様子見ムードが広がる可能性もあるため、上値重く下値堅い展開となるだろう。

本日は、21時半に加・貿易収支、加・住宅建設許可数、米・新規失業保険申請件数、米・第2四半期非農業部門労働生産性【確報値】、23時に米・製造業受注指数、26時に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、翌10時半に豪・小売売上高、翌10時45分に中・財新サービス業PMIが予定されている。カナダと米国の経済指標・要人発言を静観しつつ、雇用統計前の米ドルの方向性に注目したい。また、翌朝にはオーストラリアと中国の重要経済指標が控えているため、豪ドルの値動きに警戒したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。