2021.09.01
2021.09.01
ADP全国雇用者数
ISM製造業景況指数
前日のNY市場は、株横ばい・金利高・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円売りの流れが継続。ロンドンフィキシングに向けて、米ドル買い・円買いの流れが強まったことで米ドル/円は一時的に109.600付近まで下落したものの、すぐに(30分ほどで)反転急上昇する展開となり、110.000付近でクローズする結果となった。
テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの110.200付近を上抜けた場合は、110.500の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの109.500付近を下抜けた場合は、109.000の節目に向けた一段安が想定される。新たな材料が出るまでは方向感に欠ける展開が想定されるが、109.500~110.200のレンジ内での揉み合いが継続しているため、どちらかにブレイクした場合はストップロスによる急騰・急落に警戒したい。
本日は、21時15分に米・ADP全国雇用者数、23時に米・ISM製造業景況指数、23時半に米・週間原油在庫、25時に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、翌10時半に豪・貿易収支が予定されている。週末に雇用統計が控えているため、先行指標として意識されるADP全国雇用者数・ISM製造業景況指数の結果を静観したい。また、日本時間深夜に米国の要人発言が控えているため、週末の雇用統計に向けた米ドルの方向性に注目したい。
最近のレポート 記事一覧
2025.09.11
NEW
米・PPIの下振れでCPIへの警戒感が高まる展開
米・PPIの下振れでCPIへの警戒感が高まる展開
2025.09.10
NEW
米・8月PPIが米ドル安基調に影響を与えるか
米・8月PPIが米ドル安基調に影響を与えるか
2025.09.09
NEW
米・雇用者数年次改定の大幅下方修正に警戒
米・雇用者数年次改定の大幅下方修正に警戒
2025.09.08
NEW
日仏の政局リスクが材料視されるか
日仏の政局リスクが材料視されるか
2025.09.05
NEW
米・雇用統計から利下げ見通しを探る展開
米・雇用統計から利下げ見通しを探る展開
2025.09.04
NEW
米・ADP雇用統計とISM非製造業景況指数に警戒
米・ADP雇用統計とISM非製造業景況指数に警戒
2025.09.03
英・財政懸念による英ポンド安が継続か
英・財政懸念による英ポンド安が継続か
2025.09.02
欧・8月CPIと年内利下げ見通しに注目
欧・8月CPIと年内利下げ見通しに注目
2025.09.01
NY勢不在中の米ドル売り相場を注視
NY勢不在中の米ドル売り相場を注視
2025.08.29
米・個人消費支出と月末フローに警戒
米・個人消費支出と月末フローに警戒