2021.08.12
2021.08.12
英国の第2四半期GDP
トルコの政策金利&声明発表
前日のNY市場は、株高・金利安・原油高のリスクオン基調となり、米ドル売り・円売りの流れが継続。米ドル全面安の中、米ドル/円は110.500の節目を下抜けて110円台前半まで下落する結果となった。前日に発表された米国のCPI(コア)が市場予想を下回ったことで米ドル売りが強まっており、一旦の調整による下落につながる可能性があるだろう。
テクニカル的に見ると、直近高値の110.800付近を上抜けた場合は、111.000に向けた一段高に、直近サポートラインの110.000付近を下抜けた場合は、109円台後半に向けた一段安が想定される。一方で、新たな材料が出るまでは方向感に欠ける展開も想定されるため、上値重く底堅い値動きのまま、110.500を挟んでの揉み合いとなるだろう。
本日は、15時に英・第2四半期GDP【速報値】、英・鉱工業生産、英・貿易収支、20時にトルコ・TCMB政策金利&声明発表、21時半に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、26時に米・30年債入札が予定されている。ロンドン時間帯に、英国の重要経済指標が連続しているため、英ポンドの突発的な値動きに警戒したい。また、NY時間帯にはトルコの政策金利や米国の経済指標も控えているため、トルコリラや米ドルの方向性に注目したい。
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