
2021.05.28
2021.05.28
米国の個人所得&個人支出
米国のPCEデフレーター
前日のNY市場は、株高・金利高・原油高のリスクオン基調となり、米ドル売り・円売りの流れが継続。バイデン大統領による予算教書で、6兆ドル規模の歳出を求める計画になるとの報道を受けてリスクオン基調が強まり、円が独歩安になったことで、米ドル/円は110円台手前まで上昇しており、109.800付近でクローズする結果となった。
テクニカル的に見ると、直近レンジ108.500~109.500を上抜けているため、110円台に向けた底堅い値動きが想定される。一方で、110円台前半では戻り売りが入りやすい水準のため、一段高い位置での揉み合いとなるだろう。また米ドル高による上昇ではないため、リスクオンによる円安が一服した場合は、急騰の反動と月末要因による変動に警戒したい。
本日は、21時半に米・個人所得、米・個人支出、米・PCEコアデフレーター、22時45分に米・シカゴ購買部協会景気指数、23時に米・ミシガン大消費者信頼感指数が予定されている。また、バイデン大統領が予算教書の全容(21年10月~22年9月分)を発表するとの報道があるため、発表に向けた思惑による値動きや、発表後の急変動に警戒したい。
なお、5月31日(月)は米国・英国が祝日による休場となり、本日5月28日(金)が実質的な月末となるため、月末リバランスによる米ドル・英ポンドの値動きに注目したい。
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