米ドル売りの流れ継続に警戒か

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米ドル売りの流れ継続に警戒か

米ドル売りの流れ継続に警戒か
相場レポート

2021.04.29

2021.04.29

本日のポイント

  1. 米国の第1四半期GDP

  2. 米国の個人消費

前日のNY市場は、株安・原油高・金利安のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円売りの流れが継続。米ドル/円は一時109円台まで上昇したものの、FOMCの現状維持スタンスを受けて米ドル売りが加速し、108円台中盤まで下落する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近高値の109.100付近では上値重く、108円台前半では下値堅い展開が想定される。一方で、月末リバランスの影響も懸念されているため、どちらかにブレイクした場合はストップロスによる急変動に警戒したい。

本日は、21時半に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP【速報値】、米・個人消費、23時に米・中古住宅販売保留、24時に米・クオールズFRB副議長の発言、翌10時に中・製造業PMI、中・非製造業PMI、翌10時半に豪・第1四半期生産者物価指数が予定されている。

米国の重要経済指標を静観しつつ、29日の正午頃に予定されているバイデン大統領の演説による値動きに注目したい。また、米国の主要企業の第1四半期決算が本格化しており、本日はアマゾン・ツイッターなどが控えているため、株価変動による為替への影響に警戒したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。