週明けの下窓の影響に警戒か

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週明けの下窓の影響に警戒か

週明けの下窓の影響に警戒か
相場レポート

2021.03.22

2021.03.22

本日のポイント

  1. パウエルFRB議長の発言

  2. 米国の要人発言が連続している

週明けは、円高・スイスフラン高・新興国通貨安のリスクオフ基調となり、クロス円は軒並み下窓(約10pips~50pips)でのOPENとなった。とくに、エルドアン大統領が週末にトルコ中銀のアーバル総裁を解任したとの報道があり、トルコリラは先週終値15.000付近から230pipsほど下がった12.700付近で窓開けしている状況だ。

トルコリラの暴落による影響で市場全体が円高基調となっており、先週までは底堅い値動きをしていたクロス円の上値が重くなる展開が想定される。一方で、押し目買い意欲も根強いことから、リスクオフの調整による下落が収まった後は、再び円売り・米ドル買いの流れになるかに注目したい。

本日は、22時に米・パウエルFRB議長の発言、23時に米・中古住宅販売件数、米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26時に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言、米・クオールズFRB副議長の発言、翌8時15分に米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。米国の要人発言が多く控えているため、週明けの米ドルの方向性を静観しつつ、週明けの円高の流れが強まるかに注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。