2021.03.23
2021.03.23
ベイリーBOE総裁の発言
パウエルFRB議長&イエレン財務長官の公聴会証言
前日のNY市場は、株高・金利安・原油高のリスクオン基調となり、米ドル売り・円売りの流れが継続。窓開け時点では、トルコリラ暴落の影響で円買い・スイスフラン買い優勢となったが、ロンドン時間帯からは円売り・米ドル売りの流れに変わり、スイスフラン独歩高の状況となった。米ドル/円は108.600~109.000の狭いレンジ内で推移しており、108円台後半では上値の重い展開となっている。
本日は、16時に英・失業率、英・失業保険申請件数、20時50分に英・ベイリーBOE総裁の発言、23時に米・新築住宅販売件数、23時10分に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が予定されている。さらに、25時に米・パウエルFRB議長の公聴会証言、米・イエレン財務長官の公聴会証言、26時に米・2年債入札、26時25分に米・ブレイナードFRB理事の発言、27時45分に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、28時45分に米・ブレイナードFRB理事の発言、翌6時45分に NZ・貿易収支、翌8時50分に日・BOJ議事要旨公表がある予定だ。
ロンドン時間帯に控える英国の重要経済指標や要人発言を静観しつつ、NY時間帯のパウエルFRB議長とイエレン財務長官の公聴会証言に注目したい。とくに、公聴会証言は本日と明日に連続して予定されており、SLR(補完的レバレッジ比率)条件緩和策の変更点に注目が集まるだろう。これにより、株価変動や金利動向による為替への影響も懸念されているため、公聴会証言の両者の発言による急変動に警戒したい。
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