調整による下落が意識されるか

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調整による下落が意識されるか

調整による下落が意識されるか
相場レポート

2021.03.09

2021.03.09

本日のポイント

  1. 米国の3年債入札

  2. オーストラリアのロウRBA総裁の発言

前日のNY市場は、株高・金利高・原油安のリスクオン基調となり、米ドル買い・円売りの流れが継続。米ドル全面高になったことで、米ドル/円は108円台後半までジリ高の底堅い推移が続いており、本日の東京時間帯に109円台まで上昇する結果となった。テクニカル的に見ると、週足のチャネルライン上限付近となり、日足の200MAから乖離した高値圏で推移しているため、一旦の調整による下落が意識される展開となるだろう。

また、ダウ平均株価は高値圏での推移が続いているものの、ナスダックは最高値圏から10%ほど下落しており、金利上昇によるグロース株下落の影響が指摘されている状況だ。本日より米国債の入札が連続しているため、米長期金利の上昇による株安の流れに警戒したい。

本日は、27時に米・3年債入札、翌7時に豪・ロウRBA総裁の発言、翌8時半に豪・ウエストパック消費者信頼感指数、翌10時半に中・消費者物価指数、中・生産者物価指数が予定されている。米国債の入札による金利動向を静観しつつ、翌朝に控えるオーストラリアと中国の重要経済指標・要人発言の結果を注視したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。