英国の重要経済指標による英ポンドの方向性に注目か
2021.02.12
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2021.02.12
英国の第4四半期GDP【速報値】
英国の貿易収支
前日のNY市場は、株安・金利高・原油安のマチマチの展開となり、米ドル売り・円売りの流れが継続。米ドル/円は104.500~104.800の狭いレンジ内で推移しており、104.500を挟んで揉み合いながら、ロンドン市場からNY市場にかけて方向感に欠ける値動きとなった。
一方、円全面安になったことでクロス円は軒並み上昇しており、とくに英ポンドは直近高値圏で底堅い値動きをしている状況だ。英ポンド/円は144円台後半、英ポンド/米ドルは1.38台前半で推移しているため、本日発表予定の英国のGDP【速報値】や貿易収支の結果により、直近レジスタンスラインであり重要な節目となる145.000円と1.38500の上抜けがあるかに注目したい。
本日は、16時に英・第4四半期GDP【速報値】、英・鉱工業生産、英・貿易収支、24時に米・ミシガン大消費者信頼感指数が予定されている。英国の重要経済指標の結果を静観しつつ、週末クローズに向けた米ドルの方向性に注目したい。また、週末にかけてG7財務相・中央銀行総裁会議が控えており、15日(月)は米国が祝日(プレジデント・デー)となるため、連休前のポジション調整による反動に警戒したい。
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