英ポンドの値動きに注目か
2021.02.11
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2021.02.11
米国の新規失業保険申請件数
30年債入札
前日のNY市場は、株横ばい・原油横ばい・金利安のマチマチの展開となり、米ドル売り・円売りの流れが継続。米ドル/円は104.400~104.800の狭いレンジ内で推移しており、新たな材料が出るまでは104.500を挟んでの揉み合いが想定される。105円台前半にかけては戻り売りが入りやすい水準である一方で、104円台前半では押し目買い優勢の展開となるだろう。テクニカル的に見ると、日足のチャネルライン内でキレイに推移しており、サポートライン付近の価格帯なのでショートカバーによる急上昇に警戒したい。
また英ポンドは、新型コロナウィルスのワクチン供給による早期経済回復への期待感が高まっており、英ポンド/米ドルは1.38500付近、英ポンド/円は145円付近まで上昇している状況だ。どちらも節目となる1.38500や145.000で一旦の下落調整が入っているものの、節目抜けの場合は目立つレジスタンスラインがないため、上昇トレンドの勢いが強まる可能性がある。一方で、200MAから乖離した高値圏での推移が続いているため、調整による下落が勢いづく流れも想定されるだろう。
本日は、22時半に米・新規失業保険申請件数、27時に米・30年債入札が予定されている。経済指標の発表が少ないため、ロンドン市場・NY市場での仕掛け売買による急変動に注意したい。