米ドル買い・円売りの流れが継続か

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米ドル買い・円売りの流れが継続か

米ドル買い・円売りの流れが継続か

米ドル買い・円売りの流れが継続か
相場レポート

2021.01.08

2021.01.08

本日のポイント

  1. カナダの失業率

  2. 米国の雇用統計

前日のNY市場は、株高・金利高・原油高のリスクオン基調となり、米ドル買い・円売りの流れが加速。米ドル/円は、日足の始値103.000から103.900付近まで上昇し、米ドル全面高の流れとなった。周辺市場のリスクオンにより円売りは継続しているものの、米ドルが買われる展開となり、直近の傾向であったリスクオン=米ドル売り・円売り、リスクオフ=米ドル買い・円買いの流れから外れた値動きとなっている。

株高やビットコイン急騰の背景には、金融緩和によるカネ余りの影響があるとの指摘がある一方で、過熱感のある上昇が続いていることから、一旦の調整による下落局面に注意したい。とくに直近の米ドル高は、株安を先取りしての動きともみられるため、株価変動を静観しつつ、米ドル買い・円売りの流れが加速するかに注目したい。

本日は、22時半に加・失業率、加・雇用ネット変化、米・雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・製造業雇用者数・平均時給)が予定されている。雇用統計の先行指標の結果は予想よりも悪化していたため、発表後の市場の反応や週末クローズに向けた反動に警戒したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。