2021.01.07
2021.01.07
ECB理事会議事録公表
米国の次期大統領選出の行方
前日のNY市場は、株高・金利高・原油高のリスクオンの展開となり、米ドル買い・円売りの流れが継続。ロンドンフィキシングの時間帯には米ドル高の流れが強まったものの、引けにかけて米ドル売り・円売りとなり、米ドル/円は102.700~103.400付近で上下動する値動きとなった。
現在、米国のジョージア州の上院決選投票は1議席が民主党候補で当確となり、1月7日(木)の午前時点において速報で2議席目も民主党が当確したとの報道がある状況だ。両議席とも民主党候補が当確した場合はトリプルブルーになるため、バイデン新政権の政策が通りやすくなるとの見方が多くみられる。これにより、金利上昇による景気回復の鈍化が懸念されており、トランプ政権以上の歳出拡大の影響が危惧されている。
また、次期大統領を選出していた米議会において、トランプ支持者とみられる民衆が集結し、一部の支持者が議事堂内に侵入したとの報道があった。これにより、大統領選出の手続きは中断となり、次期大統領の選出が遅れている状況だ。先行き不透明感からリスクオフになりやすい状況である一方で、景気刺激策への期待感から株価上昇となり、為替市場でもリスクオンの米ドル売り・円売りの流れが底堅く続いている。
本日は、18時半に英・建設業PMI、19時に欧・消費者物価指数【速報値】、21時半に欧・ECB理事会議事録公表、22時半に加・貿易収支、米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、23時に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24時に加・Ivey購買部協会指数、米・ISM非製造業景況指数、26時に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、27時に米・エバンス:シカゴ連銀総裁の発言が予定されている。新たな相場の材料を待ちながら、現在の過熱感のあるリスクオン基調がどこまで続くのかを静観したい。
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キリの良い価格帯(レート)に達したときに通知を受け取る機能。通知を受け取ることで、トレードの機会を捉えたりリスク管理に役立ち、多くのトレーダーが注目しています。
100pips(1JPY)ごと(例:1ドル=147円、1ドル=148円等)に通知。1日に1回日足の切り替わり時にリセットされます。
500pips(50USD)ごと(例:3000ドル、3050ドル等)に通知。1日に1回日足の切り替わり時にリセットされます。
5,000USDごと(例:110,000ドル、115,000ドル等)に通知。1日に1回日足の切り替わり時にリセットされます。