EUと英国の通商交渉の結果に注目か

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EUと英国の通商交渉の結果に注目か

EUと英国の通商交渉の結果に注目か

EUと英国の通商交渉の結果に注目か
相場レポート

2020.12.24

2020.12.24

本日のポイント

  1. トルコの政策金利&声明発表

  2. 英ポンドの方向性に注目

前日のNY市場は、株高・原油高・金利高のリスクオンの展開となり、米ドル売り・円売りの流れが加速。米ドル/円は103.300~103.600の狭いレンジ内で推移しており、方向感に欠ける値動きとなった。1時間足~4時間足で見ると、安値を切り上げながら高値を切り下げている状況のため、どちらかにブレイクする値動きに注目したい

また、EUと英国の通商交渉について「大枠で合意した」との報道があり、現在は最終的な協定の文言を調整するための作業が行われているようだ。24日中に正式な発表が予定されており、ヘッドラインニュースによる急変動に警戒したい。とくに、英ポンド/円と英ポンド/米ドルは、米ドル売り・円売りの影響もあり、直近高値圏で推移しているため、上方向へのブレイク時はショートカバーによる吹き上げが想定されるだろう。

本日は、18時に欧・ECB月例報告、20時にト・TCMB政策金利&声明発表、22時半に加・住宅建設許可数が予定されている。トルコの政策金利は利上げが想定されており、利上げ期待感による底堅い値動きが続いている状況だ。利下げの可能性は低いものの、据え置きとなった場合は失望売りによる急落のリスクがあるため、経済指標の結果に注目したい。また、本日は日本以外の国が休場や短縮取引となるため、流動性低下による急変動に警戒したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。