クリスマス休暇入り前のポジション調整に警戒か

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クリスマス休暇入り前のポジション調整に警戒か

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相場レポート

2020.12.23

2020.12.23

本日のポイント

  1. EUと英国の自由貿易協定に関するヘッドラインニュースに警戒

  2. 米国の経済指標に注目

前日のNY市場は、株安・金利安・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル買い・円買いの流れが継続。米ドル全面高となったことで、米ドル/円は一時103.700付近まで上昇しており、103円台後半で底堅く推移している。一方で、103円台後半にかけては戻り売り圧力が強いため、新たな材料が出るまでは103.000~103.800付近のレンジ内での推移が想定される。

また、EUと英国の自由貿易協定(FTA)は交渉期限前の最終段階に入っている状況だ。英国側が漁業権に関する妥協案を提案したものの、EU側は拒否する姿勢を見せており、合意は難しいとの見方が優勢となっている。英国側は12月31日(木)を交渉期限としているが、EU側は必要であれば1月1日(金)以降も交渉延長をする可能性があるとしており、依然として進展のない状況といえるだろう。クリスマス休暇入り前に合意するとの観測がある一方で、年内合意ではなく、翌年も交渉が継続するとの見方もあることから、ネガティブ・ポジティブ双方のヘッドラインニュースによる急変動に警戒したい。

本日は、22時半に加・GDP、米・新規失業保険申請件数、米・耐久財受注、米・個人所得、米・PCEデフレーター、24時に米・新築住宅販売件数、米・ミシガン大消費者信頼感指数、24時半に米・週間原油在庫が予定されている。米国の経済指標発表による値動きを静観しつつ、EUと英国の自由貿易協定に関するヘッドラインニュースに警戒したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。