2020.12.21
2020.12.21
米ドル/円の方向性に注目
EUと英国の通商交渉に関するヘッドラインニュースに警戒
週明けは、米ドル高・円高・英ポンド安の流れでスタート。米ドル/円は先週末の終値103.300付近から20pipsほどの上窓で始まったものの、すぐに窓閉めの値動きとなり、103円台前半で軟調に推移している。テクニカル的にみると下降トレンドが継続している流れではあるが、103円台後半にかけては戻り売り優勢、103円台前半では押し目買い優勢の方向感に欠ける展開となるだろう。
また、英国でコロナウィルスの変異種が感染拡大しており、欧州内で渡航禁止が相次いでいる状況だ。ロックダウンの長期化懸念や、従来のコロナウィルスよりも感染力が高いと指摘されるなど、リスクオフ要因により下窓で始まる展開となった。英ポンド/米ドルは1.34000付近、英ポンド/円は138.500付近と、先週末の終値から約100pips下値で推移している。あわせて、EUと英国の通商交渉期限が近付いているため、ヘッドラインニュースによる乱高下に注意したい。
本日は重要経済指標の発表予定はなく、27時半に米・20年債入札のみ予定されている。今週からクリスマス休暇入りとなるため、12月24日(木)は短縮取引(あるいは休場)、12月25日(金)は日本以外の多くの国が休場となっている。また、翌週にかけて年末年始・月末・四半期末が重なるため、市場参加者が減ることでボラティリティが不安定になるリスクに警戒したい。
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