今年最後の米国の雇用統計に注目か

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今年最後の米国の雇用統計に注目か

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今年最後の米国の雇用統計に注目か
相場レポート

2020.12.04

2020.12.04

本日のポイント

  1. 米国の雇用統計(今年最後)

  2. カナダの貿易収支

前日のNY市場は、株高・金利安・原油高のマチマチの展開となり、米ドル売り・円買いの流れが加速。米ドル/円は104.300から103.800付近まで約50pips下落しており、直近サポートラインの103.700を下抜けた場合は103.000の節目に向けた一段安が想定される。これまで103円台では押し目買い優勢の展開が続いているだけに、下抜けの場合はストップロスによる急落に警戒したい。

また英ポンドは前日の下落を巻き返す形で高値を更新しており、英ポンド/米ドルは1.35000手前まで、英ポンド/円は140円台前半まで上昇する結果となった。EUと英国の通商交渉への期待感が強まっているものの、依然として漁業権等に関する隔たりが指摘されている状況だ。年末の交渉期限に向けた思惑による要人発言や、部分合意や交渉延長などのヘッドラインニュースに注目したい。

本日は、18時半に英・建設業PMI、22時半に加・失業率、加・貿易収支、米・雇用統計(失業率・製造業雇用者数・平均時給)、米・貿易収支、24時に米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。米国の雇用統計後に長期休暇に入るトレーダーも多くいるため、米ドル安の流れが加速するか、休暇前のポジション調整による反動があるかに注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。