2020.12.07
2020.12.07
米ドル/円のレンジブレイクに警戒
EUと英国の通商交渉の進捗に注目
週明けは、ほぼ窓なしでスタート。やや米ドル売りの流れとなり、米ドル/円は104円台前半で軟調に推移している。テクニカル的にみると、103.700付近のサポートラインを下抜けた場合は一段安になりやすく、103.000の節目に向けた値動きが想定される。一方で、104.700付近を上抜けた場合は一段高となり、105.000の節目をブレイクする流れとなるだろう。米ドルの方向性を静観しながら、103.700~104.700のレンジボックスのどちらにブレイクするかに注目したい。
またEUと英国の通商交渉は依然として不透明感の強い状況が続いており、ネガティブ・ポジティブ双方のヘッドラインニュースに警戒したい。部分合意や交渉延長によるリスクオンとなるか、合意なき離脱によるリスクオフとなるかに注目が集まっているが、英ポンドは高値圏で底堅い値動きをしていることから、市場は合意を織り込んだ価格帯となっているだろう。
本日は、24時に加・Ivey購買部協会指数、翌8時50分に日・第3四半期GDP、日・貿易収支、日・経常収支、翌9時半に豪・第3四半期住宅価格指数が予定されている。重要な経済指標は予定されていないため、EUと英国の通商交渉に関するヘッドラインニュースに警戒しながら、今週の米ドルの方向性を注視したい。
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