クロス円の上昇継続なるか

XMTrading(エックスエム)

XMTrading

XM公式アプリ

セーシェル金融庁(SC:FSA)公式認定ブローカー(証券ディーラーライセンス番号SD010)

クロス円の上昇継続なるか

クロス円の上昇継続なるか
相場レポート

2020.11.24

2020.11.24

本日のポイント

  1. ドル高・円安のリスクオン基調

  2. ワクチン開発などヘッドラインニュースに注意

昨日の株式市場は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発上昇となり、ダウ平均は327ドル高の29,591ドルで終了した。英・製薬大手アストラゼネカが新型コロナのワクチン開発で70%以上の有効性を示したことから、航空株や娯楽などの幅広い銘柄に買いが入った。また、本日の日経平均は前日比プラス2.5%の26,165円となり、バブル崩壊後の高値を更新した。

為替市場は、昨日発表された米・PMI(速報値)が、5年半振りの高水準だったことを受け、景気回復期待から米ドルに買いが入った。昨日のみで103.6から104.6まで上昇し、ストップロスを巻き込み一気に加速した形となった。また、豪・デベルRBA副総裁は、本日「金融緩和が豪ドル抑制に一定の効果を発揮している」と発言し、金融緩和解除に慎重な姿勢を示したことから豪ドルは、対ドルで堅調に推移している。

本日は、18時に独・IFO景況指数の発表が予定されており、21時05分に日銀黒田総裁の発言と、22時に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言が予定されている。また、23時には欧・ラガルドECB総裁の発言、24時に米・消費者信頼感指数が発表される予定だ。株高ドル高のリスクオン基調が継続するのか、各種ヘッドラインニュースを注視しつつ、引き続き慎重に価格動向を見極めたい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。