
2020.09.01
2020.09.01
英国の連休明けの値動きに注目
月初の値動きに警戒
前日のNY市場は、株安・金利安・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円売りの流れが加速。円全面安となったことで米ドル/円は一時的に106.100付近まで上昇したものの、105円台後半で引ける結果となった。前日の安値ラインである105.300付近では底堅く、106円台前半では上値が重いため、105.300~106.100の狭いレンジ内での推移が想定される。
米ドル売り・円売りの影響で、ユーロ/円は126円台後半、ユーロ/米ドルは1.19台後半で底堅い値動きとなっている。節目である1.12000をうかがう展開となりそうだが、同水準ではECBによる牽制が入るとの見方もあり、過熱感のある上昇を警戒する指摘もあるようだ。
また英ポンド/円は141円台後半、英ポンド/米ドルは1.33台後半で推移。これは前年の12月以来の高い水準まで上昇しており、コロナショックによる下落前の高値付近を上抜けている状況だ。ただし、EU離脱交渉の結果次第では英ポンド売りが強まる可能性を残しており、合意なき離脱への警戒感が高まっているため、英ポンド関連のヘッドラインニュースに注意したい。
本日は、13時半に豪・RBA政策金利&声明発表、17時半に英・製造業PMI、18時に欧・消費者物価指数、23時に米・ISM製造業景況指数が予定されている。各国の経済指標発表による反応を静観しつつ、連休明けの欧州市場の流れに注目したい。
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