2020.08.27
2020.08.27
ジャクソンホール会合に向けた値動きに警戒
週末・月末のリバランスに注意
前日のNY市場は、株高・金利高・原油高のリスクオン基調となり、米ドル売り・円売りの流れが加速。とくに米ドル安が強まったことで、米ドル/円は105.800付近まで下落する結果となった。テクニカル的にみると、前日高値の106.500付近がレジスタンスラインとなり、直近安値の105.700付近にサポートラインがあるため、下抜けた場合は105.500付近の攻防に注目したい。
またNY終盤では、ジャクソンホール会合を前にして、タカ派として知られるカンザスシティ連銀総裁が「インフレ率2%目標を超えても緩和策を止める主張はしない」など、ハト派よりのスタンスを示したことで、米ドルが売られる展開となった。
本日は、21時半に米・新規失業保険申請件数、第2四半期GDP(改定値)、個人消費(改定値)、22時10分に米・パウエルFRB議長の講演、23時に米・中古住宅販売保留、24時15分に加・マックレムBOC総裁の発言、26時に米・7年債入札が予定されている。
ジャクソンホール会合では、金融政策枠組みの見直しについての言及や、ハト派よりの姿勢の継続性が焦点となるだろう。月末リバランスに向けたポジション調整や、株売り・ 米ドル売りの反応が予想されるため、ドルストレートの値動きに注目したい。
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