2020.08.21
2020.08.21
欧州関連の経済指標に注目
週末クローズに向けた値動きに注意
前日のNY市場は、株高・金利安・原油安(一時的に急落)のマチマチの展開となり、米ドル/円は105.700~106.100付近の狭いレンジ内で推移。NY市場OPEN直後は、一時的に米ドル買いが強まったものの、後半にかけては米ドル売り優勢となり、上値の重い展開となった。
市場の米ドル安期待が根強く、新規失業保険申請件数が予想よりも悪化(100万件越え)していたことや、原油の一時的な下落後に急速な買い戻しが入ったことで、資源国通貨や欧州通貨が買われ、米ドル売りの流れが強まる結果となった。
本日はロンドン時間帯にかけて、15時に英・小売売上高、16時15分に仏・製造業PMI、16時半に独・製造業PMI、17時に欧・製造業PMI、17時半に英・製造業PMIなど、ユーロや英ポンドに影響のある指標が連続している。また、21時半に加・小売売上高、22時45分に米・製造業PMI、23時に米・中古住宅販売件数が予定されている。
FOMC議事録公表後に週明けからの流れが変わったとの見方もあり、新たな材料を待ちながら米ドルの方向性を見極める展開となるだろう。週末に向けた値動きやポジション調整による反動に注意しつつ、経済指標発表による市場の反応に注目したい。
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