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円高・円安の方向性に注目か

円高・円安の方向性に注目か

円高・円安の方向性に注目か
相場レポート

2020.08.18

2020.08.19

本日のポイント

  1. 米ドル/円の105円台後半の底堅さに注目

  2. 新たな材料待ちの相場環境

前日のNY市場は、株安・金利安・原油高のマチマチの展開となり、為替市場では米ドル売り・円買いの流れが加速。週明けの様子見ムードの中、小幅な値動きとなり、米ドル/円は106.500~106.000の狭いレンジ内での推移となった。VIX(恐怖指数)が低下しているもののリスクオン基調の流れとはならず、ロンドン市場・NY市場OPEN後に円買い優勢となり、米ドル売りと相まって、一時105円台まで下落する結果となった。

米ドル/円が105円台まで下落したことで、8月のアノマリーである円高に再び市場の注目が集まっており、8月の始値105.800付近を下抜けするかが焦点となるだろう。一方で、米大統領選挙がある年は円安になりやすいアノマリーもあるため、月末に向けた105.800付近の攻防に注目したい。

本日は、経済指標発表がほぼ予定されておらず、21時半に米・住宅着工件数と建設許可件数のみとなっている。前日に、安倍首相が東京都内の慶応大病院で約7時間半にわたり検診を受けたとの報道があり、政局影響への懸念の声も挙がっている状況だ。週明けの米ドル売り・円買いの流れが継続するかを注視しつつ、新たな材料待ちの相場となりそうだ。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。