
2020.08.13
2020.08.13
ヘッジファンドの45日ルール
米・新規失業保険申請件数の結果に注目
前日のNY市場は、株高・金利高・原油高のリスクオン基調となり、米ドル売り・円売りの流れが加速。円全面安の影響を受けて、CPI発表後に米ドル/円は一時的に107.014まで上昇する結果となった。直近のサポートラインは106.700付近、直近のレジスタンスラインは107.300付近にあるため、107.000を挟んでのレンジ内での揉み合いが予想される。
また円全面安により、英ポンド/円やユーロ/円が直近高値を更新しており、やや過熱感のある上昇との見方もあるようだ。移動平均線との乖離率が高まっているため、一旦の調整を挟んでの新たな材料待ちの相場となるだろう。
本日は、21時半に米・新規失業保険申請件数、輸入物価指数、26時に米・30年債入札が予定されている。米経済の早期回復への期待感につながりやすい指標であるため、指標発表による値動きに注目しつつ、米ドル売り・円売りの流れが継続するかを静観したい。また8/15付近は、ヘッジファンドの45日ルールによる円転(換金売り)の影響で円高になりやすい傾向があるため、今週より強まった円売りの反動があるかに注目したい。
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