2020.07.29
2020.07.29
FOMCに向けた思惑による値動きに注意
月末リバランスの影響を注視したい
前日のNY市場はダウ平均株価の下落を背景に、リスクオフによる米ドル売り・円買いの流れが加速し、米ドル/円は節目となる105.000をブレイクして104.958まで下落。105円付近では、実需やオプション絡みの米ドル買い、月末リバランスの影響もあるため底堅いものの、米中対立激化への懸念から米ドル売りの流れは継続しやすい相場環境であり、上値の重い展開が続くと予想される。
また米ドル売りが加速する一方で、英ポンドが全面高となっており、英ポンド/米ドルは直近のレジスタンスラインである1.29000を上抜けて1.29台中盤で推移している。FOMC消化後に、引き続き米ドル売り・英ポンド買いの流れが強まった場合、節目となる1.30000の上値を試す展開があるかに注目したい。
本日は、23時に米・中古住宅販売保留、23時半に米・週間原油在庫、27時に米・FOMC政策金利&声明発表、27時半に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。とくに、フォワードガイダンスの修正やYCC(イールドカーブ・コントロール)に関する言及に注目が集まっている状況だ。FOMCの結果発表と発言内容にサプライズがあるか、またFOMCに向けた思惑による値動きに注意したい。
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