2020.07.20
2020.07.20
開催中のEU首脳会議の進展に注目
今週の米ドルの方向性&継続性を静観したい
週明けは、ほぼ窓なしでスタート。米ドル/円は107.000を挟んでの揉み合いから始まり、5~10日の仲値にかけて107.531まで上昇したものの、上値の重い展開が続いている。
現在、米ドルの売り要因としては「米景気早期回復への期待感の後退」や「米雇用の急速な改善に対する懐疑的な見方」などが挙げられる。一方で、米ドルの買い要因として「FRBによる追加金融支援策への期待感」や「米中対立などリスクオフによる米ドル買いの流れ」もあるため、今週の米ドルの方向性&継続性を静観しながらの取引となるだろう。
また週末から行われているEU首脳会議が難航しており、本日も引き続き開催される予定だ。これは、補助金(返済不要)と融資金(要返済)の金額とバランスについて、各国の意見が一致しないため、金額の訂正をしながら交渉が続いている。全会一致が原則となるため、合意への期待感と合意しなかった場合の失望売りへの思惑により、ユーロ絡みの通貨は神経質な値動きが想定される。
本日は、重要な経済指標は予定されていないため、EU首脳会議に関するヘッドラインニュースに注意しながら、週明けのロンドン市場・NY市場の動きを静観したい。
最近のレポート 記事一覧
2025.06.20
NEW
中東情勢の緊迫感緩和が継続か
中東情勢の緊迫感緩和が継続か
2025.06.19
NEW
スイスと英国の政策金利発表に注目
スイスと英国の政策金利発表に注目
2025.06.18
NEW
米・FOMC政策金利とSEPに注目
米・FOMC政策金利とSEPに注目
2025.06.17
NEW
米・小売売上高と鉱工業生産に注目
米・小売売上高と鉱工業生産に注目
2025.06.16
NEW
中東情勢と日米首脳会談の行方を注視
中東情勢と日米首脳会談の行方を注視
2025.06.13
NEW
中東情勢緊迫化によるリスク回避に警戒
中東情勢緊迫化によるリスク回避に警戒
2025.06.12
米・生産者物価指数と30年国債入札に警戒
米・生産者物価指数と30年国債入札に警戒
2025.06.11
米・消費者物価指数と財政収支に注目
米・消費者物価指数と財政収支に注目
2025.06.10
米中貿易協議の進展を見据える展開
米中貿易協議の進展を見据える展開
2025.06.09
米中貿易協議を控えたリスクオン継続か
米中貿易協議を控えたリスクオン継続か