2020.07.17
2020.07.17
米ドルの方向性&継続性を静観したい
米株のダイバージェンスに注意!
前日のNY市場は、序盤では米ドル売りから始まり、米ドル/円は106.700付近まで下落。ロンドンフィキシング後は、ダウ平均株価の下げ幅拡大を背景にリスク回避の米ドル買いが優勢となり、107.400付近まで上昇した。直近安値ラインの106.700付近の底堅さを確認したことで、短期的なショートカバーやオプション絡みの米ドル買いも相まって、106.700~107.400のレンジ上限まで上昇する結果となった。
現在、為替市場は株価の影響を受けやすい相場状況であることから、米株のダイバージェンスに注目が集まっている。これは、ナスダックが史上最高値を更新している一方で、S&P500やNYダウは史上最高値から程遠い価格帯で推移しているからである。ダイバージェンスが解消されない場合は、株価調整による下落があると想定されるため、為替市場への影響に注意したい。
本日は、19時に英・ベイリーBOE総裁の発言、21時30に米・在宅着工件数、23時に米・ミシガン大消費者信頼感指数が予定されている。また週末にEU首脳会議も予定されているため、経済指標や要人発言への市場の反応を注視しつつ、週末クローズに向けた米ドルとユーロの方向性を静観したい。
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