月初めの変動要因に注意か

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月初めの変動要因に注意か

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月初めの変動要因に注意か
相場レポート

2020.07.01

2020.07.16

前日のNY市場は、月末・四半期末のフローによる米ドル買い・円売りの流れが強まり、米ドル/円は108.000手前まで上昇。直近のレンジ上限107.800付近をブレイクしたことでストップがつき、東京市場OPEN直後では流れを継続する形で108.150付近まで上昇した。

また月末・四半期末のフローによる英ポンド買いが強まり、英国版ニューディール戦略として約50億ポンド規模のインフラ投資を発表したため、英ポンド/円は132.000付近から134.000手前まで上昇する結果となった。

本日は、7月の月初めで最初の営業日であり、四半期の初日でもある。21時15分に米・ADP全国雇用者数と23時に米・ISM製造業景況指数、27時に米・FOMC議事録公表など、重要な経済指標が連続しており、翌日の木曜日には雇用統計、金曜日から米国の連休入りを控えているため、月初めの変動要因とイレギュラーな相場状況による乱高下に注意したい。

また香港の国家安全維持法案が公布され、即時に施行と発表されたことから米中関係の悪化が懸念されている。コロナウィルスの第2波の影響もあり、リスク回避の米ドル買いの流れが継続すると予想されるだろう。不確定要素の多い相場環境であることから、米ドル/円の上値余地や一巡後の反転を注視しつつ、米ドル買い・円売りの流れが継続するかを静観したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。