2020.06.30
2020.07.16
前日のNY市場は、米株高を受けてリスクオン基調となり、米ドル売り・円売りの流れが加速した。一方で、ロンドンフィキシングに向けて米ドル買いが強まり、米ドル/円は直近高値ライン(107.600付近)を上抜けたことでストップが付き、107.884まで上昇。その後、107.500をバックに底堅い推移となっている。本日は、月末・四半期末に絡んだリバランスの株売りや思惑により、ロンドンフィキシング(0時)に向けて上下に振られる展開に注意したい。
テクニカル的にみると、米ドル/円は106.700~107.600の狭いレンジ内での推移が想定される。月末・四半期に絡んだフローで過熱する局面があった場合は、レンジ上下限の攻防に注視したい。前日高値107.800付近を上抜ける場合は、108円越えのストップ狩りの値動きを注視しつつ、106円台に向けた値動きになった場合は、直近安値106.700付近の底堅さを確認する展開が予想される。
また、中国政府による「国家安全維持法案」の審議によって、米ドルには下押し圧力がかかりやすいが、コロナウィルス第2波への警戒感から米株安が継続となった場合、安全通貨として米ドルが選好されやすい展開となるだろう。現在の相場環境は、米ドルの強弱によって左右されやすいため、月末・四半期末のフローを消化後に、リスク選好の米ドル売り・リスク回避の米ドル買いのどちらの流れが加速するかを静観したい。
最近のレポート 記事一覧
2025.02.21
NEW
欧・製造業/サービス業PMIとユーロの反応を注視
欧・製造業/サービス業PMIとユーロの反応を注視
2025.02.20
NEW
地政学リスクと外交摩擦に警戒
地政学リスクと外交摩擦に警戒
2025.02.19
NEW
米・FOMC議事録と米ドルの動向に注目
米・FOMC議事録と米ドルの動向に注目
2025.02.18
NEW
英・雇用統計とベイリーBOE総裁の発言に注目
英・雇用統計とベイリーBOE総裁の発言に注目
2025.02.17
NEW
欧米各国の要人発言と欧州緊急首脳会議に警戒
欧米各国の要人発言と欧州緊急首脳会議に警戒
2025.02.14
ミュンヘン安全保障会議での停戦交渉協議に注目
ミュンヘン安全保障会議での停戦交渉協議に注目
2025.02.13
米・生産者物価指数とリスク後退の米ドル安に注目
米・生産者物価指数とリスク後退の米ドル安に注目
2025.02.12
米・消費者物価指数とパウエルFRB議長の議会証言に注目
米・消費者物価指数とパウエルFRB議長の議会証言に注目
2025.02.11
米・パウエルFRB議長の議会証言に注目か
米・パウエルFRB議長の議会証言に注目か
2025.02.10
米・トランプ大統領の関税政策に警戒
米・トランプ大統領の関税政策に警戒