
2026.06.22
NEW
2026.06.22
欧・要人発言(日本時間18時00分~)
加・消費者物価指数(日本時間21時30分)
米・要人発言(日本時間22時00分)
東京時間では、中東情勢の不透明感や日米金利差が意識され、為替は米ドル買い優勢となった。週末21日に、米国とイランの最初の協議がスイスで開催されたが、協議開始後にトランプ米大統領がSNS上でイランへの攻撃を示唆したことで、イラン代表団が途中で退席する事態へと発展。先行き不透明感からWTI原油先物(OIL)が78ドルに乗せてスタートし、米長期金利の上昇や米利上げ観測なども材料視され、米ドル買いが先行した。週明けの米ドル/円(USDJPY)は161.30円台まで上昇して始まり、15時台には161.70円まで高値更新。WTI原油先物(OIL)が上昇一服後に75ドルまで値を下げ、米金利も上げ幅を縮小したが、米ドル高の地合いは変わらなかった。また、英ポンドが対米ドルと対円で大幅安でスタート。スターマー英首相が数日以内に辞任を表明するとの一部報道が警戒されている。未確定だが本日22日に表明される可能性もあると伝わっており、英ポンドの重しとなる可能性が高い。株式市場では、日経平均株価は前日比+1.55%と続伸。中東情勢の不透明感が払拭されないなかでも買いが先行し、取引時間中初となる7万2,000台に到達。買い一巡後も高値圏でのもみ合いが続き、引けまで堅調に推移した。本日は目立った経済指標の発表が予定されていないため、中東情勢や各国の金利差を意識した動きになりそうだ。また、英国の政局リスクによって英ポンドや英国債の売り圧力が強まる可能性があることに警戒しておきたい。
本日は、欧州中央銀行(ECB)関係者の発言機会が複数予定されている。日本時間18時00分にコッハー・オーストリア中銀総裁、日本時間20時00分にナーゲル独連銀総裁、日本時間22時00分と日本時間24時15分にラガルド総裁が発言予定。ECBは6月11日の会合で約3年ぶりの利上げを決定し、早ければ次回7月会合でも追加利上げを決定するとの観測がある。ナーゲル独連銀総裁は6月会合後に7月の追加利上げに言及しており、先週はウンシュ・ベルギー中銀総裁やチーフエコノミストのレーン専務理事らもタカ派スタンスを示している。本日発言予定のラガルド総裁も利上げに積極的な姿勢をみせた場合、ユーロ相場の追い風となる可能性がある。
日本時間21時30分に、カナダの5月消費者物価指数(CPI)が発表される。CPIは、カナダの物価変動を測るうえで最も重要度が高いデータとなるため、カナダ中央銀行(BOC)の金融政策の方向性を見極めるうえで注目される。市場予想は、前月比+0.8%、前年比+3.0%と、前回4月から伸びが加速する見込み。BOCは6月会合で5会合連続の据え置きを決定したが、マックレム総裁は必要であればためらわず利上げを行うとの考えを表明。現状では年内1回の利上げが見込まれているため、今回のCPIが強い結果になると利上げ期待が高まり、カナダドル買いが強まる可能性がある。
日本時間22時00分に、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事の発言が予定されている。ウォラー理事は利下げを支持するハト派スタンスを保っていたが、中東情勢を背景としたインフレ拡大を受けて、現在はタカ派寄りにシフトしている。6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後にFRBの利上げ期待が高まり、現状では次回7月会合での利上げ観測が浮上。ウォラー理事がタカ派姿勢を強めてくるようであれば、市場の利上げ期待が高まり、米ドル高が一段と進行する可能性がある点に注目したい。
最近のレポート 記事一覧
2026.06.22
NEW
英政局リスクと米イラン協議の行方を注視
英政局リスクと米イラン協議の行方を注視
2026.06.19
NEW
円買い介入と米イラン合意の不透明感に警戒
円買い介入と米イラン合意の不透明感に警戒
2026.06.18
NEW
スイスと英国の政策金利に注目
スイスと英国の政策金利に注目
2026.06.17
NEW
FOMC声明とウォーシュ議長の記者会見に注目
FOMC声明とウォーシュ議長の記者会見に注目
2026.06.16
NEW
日銀利上げ通過で明日のFOMC待ち
日銀利上げ通過で明日のFOMC待ち
2026.06.15
NEW
米イラン和平合意でリスク選好の動き
米イラン和平合意でリスク選好の動き
2026.06.12
中東和平に向けたヘッドライン相場に警戒
中東和平に向けたヘッドライン相場に警戒
2026.06.11
ECB会合で追加利上げの可能性が示唆されるか
ECB会合で追加利上げの可能性が示唆されるか
2026.06.10
米CPIとBOC政策金利に注目
米CPIとBOC政策金利に注目
2026.06.09
中東情勢と日米中銀の利上げ観測に注目
中東情勢と日米中銀の利上げ観測に注目