
2026.05.13
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2026.05.13
米・生産者物価指数(日本時間21時30分)
米・30年国債入札(日本時間26時00分)
欧・ラガルドECB総裁の発言(日本時間28時15分)
東京時間では、特段目立った動きはみられないが、為替はやや米ドル高・円安優勢の地合いとなった。中東情勢は先行き不透明なまま膠着状態が続いており、原油相場は依然高止まり。WTI原油(OIL)は本日の東京時間で下落基調となったが、それでも100ドル超の高値圏で停滞していることから、米ドル買いを支えている。また、昨日発表された米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことも米ドル買いを支援。本邦通貨当局による介入警戒感で上値が抑制されるものの、米ドル買い・円売りの構造は変わらず、米ドル/円(USDJPY)は1週間ぶりに157.78円まで高値を更新した。主要通貨は全般動意が限定的だが、NZドルが急落し全面安。金(GOLD)は東京時間序盤から売りが進み一時4,687ドルまで下押したが、下げ一服後は4,700ドル台を回復した。株式市場では、日経平均株価(JP225)は前日比+0.84%と続伸。前日の米株安を背景に下落して始まったが、徐々に下げ幅を縮小して反発。好決算銘柄への買いなどが広がり、史上初となる6万3,000台に乗せての取引終了となった。本日はNY時間以降に米生産者物価指数(PPI)の発表や各国の要人発言が予定されているため、主要通貨に動きが出るか注目される。中東情勢については大きな進展もなく相場の反応が限定的となってきたが、関連ヘッドラインや原油価格の動向には注意しておきたい。
日本時間21時30分に、米国の4月生産者物価指数(PPI)が発表される。PPIは、米国内の製造業者が販売した商品やサービスなどの価格変動を調査し、前月比や前年比での変動率を算出した指標。米国の物価関連指標のなかでも、消費者物価指数(CPI)とともに市場からの注目度が高い指標として重要視されている。今回の予想は、前月比+0.5%、前年比+4.8%。変動が激しい食品やエネルギーを除いたコア指数は、前月比+0.3%、前年比+4.3%。総合とコアともに、前回3月からさらに伸びが加速する見込み。昨日発表された米国の4月CPIは、市場予想を上回る大幅な上昇を示し、中東情勢の悪化を受けた物価高の影響が顕著に表れた。本日のPPIも想定以上の強い結果となった場合、米連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派姿勢を後押しする可能性がある。指標発表後の米ドルや米株の反応に注目したい。
日本時間26時00分に、米財務省による30年国債入札(250億ドル)が実施される。超長期金利の入札は市場注目度が特に高いため、入札結果が米金利の値動きに影響を与える可能性がある。昨日実施された10年債入札(420億ドル)は低調な結果に終わり、入札後は米国債相場が下落。米長期金利のベンチマークとなる米10年債利回りが小幅に上昇し、一時的に米ドル買いの動きがみられた。国債入札後は、米金利の変動につれて米ドルに動きが出る可能性があることを想定し、為替の動向にも注目したい。
日本時間28時15分に、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁の講演が予定されている。1ヶ月後に控える次回のECB理事会に向けて、ラガルド総裁が金融政策の方向性を具体的に示すのか確認したい。ECBは4月会合で政策金利を据え置いたが、急速なインフレ加速を背景に、市場では次回6月会合での利上げ期待が高まっている。昨日12日には、ナーゲル独連銀総裁が6月の利上げの可能性を示唆するなど、ECB関係者の発言がややタカ派寄りに傾斜している。ラガルド総裁は4月会合後の記者会見で、利上げについても長時間議論されたことを明かし、6月に利上げを検討する可能性があることにも言及。本日の発言で、インフレや利上げについて新たな見解が示されるか注目したい。
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