イラン攻撃期限を控え様子見姿勢が強まるか

2026.04.07
2026.04.07
本日のポイント
欧英・非製造業PMI【改定値】(日本時間16時50分~)
米・耐久財受注(日本時間21時30分)
加・Ivey購買部協会指数(日本時間23時00分)
東京時間では、トランプ米大統領が警告するイランへの攻撃期限が迫るなか、停戦への期待感が後退し、原油高と有事の米ドル買いが強まった。トランプ米大統領は、ホムルズ海峡の封鎖解除を巡るイランとの交渉期限を日本時間の8日午前9時に延期しており、昨日の記者会見でも強硬姿勢を強調。イラン側が停戦協議を拒否したとの報道も伝わり、期限までの合意が難しいとの見方から市場の警戒感が高まっている。WTI原油(OIL)はじりじりと高値を切り上げ、115ドル台で高止まり。午後には3月9日以来となる116ドルまで上昇し、高値圏でのもみ合いが続いた。原油高に連れて米長期金利が上昇したことから、為替は米ドル全面高の動き。米ドル/円(USDJPY)は一時159.93円まで上昇し、実弾介入が視野に入る160円手前まで強含んだ。金(GOLD)は方向感なく限定的な動き。米ドル買いが加速したタイミングでは下げ幅を広げたが、売り一巡後は朝方の水準の4,660ドル台まで買い戻されるなど、同意の薄い動きが続いた。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比+0.03%と小幅続伸。前日の米株高の流れを引き継ぎ買い先行でスタートしたものの、米国とイランの交渉に進展がみられないことから、買い一巡後は伸び悩み。次第に様子見ムードが広がり、引けまで動きにくい状況が続いた。本日は特段材料視されるような経済イベントが予定されていないため、中東情勢が相場を左右する展開が予想される。米国がイランのインフラ施設への攻撃を仕掛けるとされる期限が日本時間の明日午前9時に迫っているため、交渉の進展・決裂や再度の期限延長など、新たなヘッドラインには警戒しておきたい。
1. 欧英・非製造業PMI【改定値】(日本時間16時50分~)
本日は欧州各国の3月非製造業PMIの改定値が発表される。日本時間16時50分にフランス、日本時間16時55分にドイツ、日本時間17時00分にユーロ圏、日本時間17時30分に英国が発表予定。3月24日に発表された速報値の結果から改定があるか確認したい。3月の速報値は、いずれの国においても2月の改定値を下回る水準へ低下。中東情勢悪化の影響が企業活動に反映されつつある現状が示された。改定値は速報値ほど相場への影響力が大きくないが、速報値から上振れや下振れがみられた場合、ユーロや英ポンドが反応する可能性があることに注意したい。
2. 米・耐久財受注(日本時間21時30分)
日本時間21時30分に、米国の1月耐久財受注が発表される。米商務省経済分析局が耐久財受注は、自動車や家具、航空機など耐久年数が3年以上の消費財の新規受注額を集計した指標。全体を総合した結果とともに、月ごとの変動幅が大きい航空機を除いたコア資本財も同時に発表される。市場予想は-1.2%。航空機を除いた耐久財受注は+0.4%。コアは前月から横ばい、全体の結果は前月の0.0%を下回る見込み。米国の製造業は年初から堅調さを維持しており、中東紛争の影響が反映される前となる1月時点のデータでも底堅さがみられるか注目される。市場予想を上回る結果は米ドル買い、市場予想を下回る結果は米ドル売りを後押しする材料となるため、指標発表後の米ドルの値動きに注目したい。
3. 加・Ivey購買部協会指数(日本時間23時00分)
日本時間23時00分に、カナダの3月Ivey購買部協会指数が発表される。Ivey購買部協会指数は、カナダ購買部協会(PMAC)とRichard Ivey School of Businessがカナダ国内の購買担当者の景況感を調査し、結果を指数化した指標。景況分岐を50と定め、指数が50を上回ると景気拡大、指数が50を下回ると景気後退と判断される。前回2月は、1月の50.9から56.6へ大幅改善。3ヶ月連続で景気拡大圏を維持した。ただ、2月下旬から深刻化した中東情勢の状況を受けて、企業の景況感が悪化していることが考えられる。前月と比較して大幅な上振れや下振れがあった場合、カナダドルの値動きに影響を与える可能性があることを想定しておきたい。
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