2025.09.23
NEW
2025.09.23
欧米・製造業PMI/非製造業PMI(日本時間16時15分~)
米・パウエルFRB議長の発言(日本時間25時35分~)
米・中期国債入札(日本時間26時00分)
本日の東京市場は秋分の日の祝日により休場。前日のNY市場でそろって最高値を更新した米株の主要3指数に連れ高して45,700円付近まで値を回復させた日経平均(JP225)CFDは45,890円まで上伸。午後にやや値を戻したものの、自民党総裁選の決着を期待してさらなる上伸びも予感させる値動きとなった。昨日のNY時間に弱含んだ米ドル/円(USDJPY)、147円台半ばまで小幅に下押し。先週のFOMC通過後のドル買戻しもやや一服といったところか。週末をはさんで2日連続の大陽線で最高値を更新した金(GOLD)はジリジリとショーターを締め上げるようなジリ上げを継続。ロシアによるエストニア領空侵犯が新たな事態を引き起こすことになるのか、地政学リスクも懸念される中での安全資産買いの高まりが想定される。週明けに急落したビットコイン(BTCUSD)は反発力の勢いが見られぬまま安値で推移。さらなる下値追いとなれば、国内外のビットコイントレジャリー企業の財務状況が懸念される事態にもなりかねないため、ビットコインの値動きを注意深く見守りたい。アルトコイン・ミームコインも軒並み連れ安。これといって下落の原因が見つからないだけに、暗号資産マーケットがどう反応を見せるのか、予断を持たずに注視したい。本日は22時00分にボウマンFRB副議長、23時00分にボスティック:アトランタ連銀総裁、25時35分にはパウエルFRB議長の発言が予定されている。
本日は欧州・英国・米国の製造業PMI/非製造業業PMIの速報値が相次いで発表される。日本時間16時15分にフランス、16時30分にドイツ、17時00分に欧州、17時30分に英国と、それぞれ製造業PMIと非製造業(サービス業)PMIが発表され、22時45分に米国の製造業PMI/非製造業(サービス業)PMIと総合PMIが発表される。製造業や非製造業(サービス業)の購買担当者を対象に景況感の調査を行って算出されるPMI(購買担当者景気指数)は、50を基準とし、測定値が50を上回れば景況感が良く、50を下回れば景況感が悪いと判断できる。各国通貨の値動きを注意深く見守りたい。
日本時間25時35分に、パウエルFRB議長の発言が予定されている。先週17日のFOMC政策金利発表後に行われた記者会見で、パウエル議長は、米経済の減速を防ぐために大幅利下げに踏み切るとの債券市場の見方を牽制した。パウエル議長は依然としてインフレリスクを注視し、慎重姿勢を崩さない意向を表明。労働市場はもはや「非常に堅調」とは言えないとの認識を示した一方で、トランプ氏による関税措置がインフレ再燃につながらないようにする必要があるとし、「会合ごとに判断する状況にある」と強調。積極的な景気下支え策に一気に転じる考えを否定したものの、昨年12月以来の利下げが再開されたことで株式市場には資金が流入。米株の主要3指数はそろって最高値を更新する動きを続けている。パウエル議長の発言で米株上昇の流れが加速するのか、S&P500(US500)の値動きを注視して米国市場の動向を探りたい。
日本時間26時00分に、2年物中期国債の入札(690億ドル)が行われる。前回の利回りは3.641%。債券価格と金利は逆相関の関係にあることが知られている。国債入札が好調な結果に終わると、債券価格が上昇して利回りが低下。米ドルが売られ、金利と逆相関にあるゴールド(GOLD)に買いが入る可能性が高い。逆に米国債の入札が不調に終わると、債券価格が下落して利回りが上昇。米ドルが買われ、ゴールドに売りが出る。先週17日に史上最高値を更新したゴールドは、FOMC通過後の米ドル買戻しを受けていったん低下。しかし、金曜日には急反発して、再度高値更新を伺う勢いを見せている。米国債入札前後の金(GOLD)の値動きを注視してエントリーチャンスを探りたい。
最近のレポート 記事一覧
2025.09.23
NEW
暗号資産の急落と地政学リスクの高まりに注意か
暗号資産の急落と地政学リスクの高まりに注意か
2025.09.22
NEW
要人発言から欧米各国の利下げ見通しを確認
要人発言から欧米各国の利下げ見通しを確認
2025.09.19
NEW
日銀据え置きを受けた海外勢の反応を注視
日銀据え置きを受けた海外勢の反応を注視
2025.09.18
NEW
英・BOE政策金利と議事録の利下げ見通しに注目
英・BOE政策金利と議事録の利下げ見通しに注目
2025.09.17
NEW
米・FOMC政策金利とSEPから年内利下げ見通しを確認
米・FOMC政策金利とSEPから年内利下げ見通しを確認
2025.09.16
NEW
日米金利差が意識された米ドル安・円高を注視
日米金利差が意識された米ドル安・円高を注視
2025.09.15
ラガルドECB総裁から踏み込んだ発言が聞かれるのか注目
ラガルドECB総裁から踏み込んだ発言が聞かれるのか注目
2025.09.12
日米金融政策を見据えた様子見相場
日米金融政策を見据えた様子見相場
2025.09.11
米・PPIの下振れでCPIへの警戒感が高まる展開
米・PPIの下振れでCPIへの警戒感が高まる展開
2025.09.10
米・8月PPIが米ドル安基調に影響を与えるか
米・8月PPIが米ドル安基調に影響を与えるか
キリの良い価格帯(レート)に達したときに通知を受け取る機能。通知を受け取ることで、トレードの機会を捉えたりリスク管理に役立ち、多くのトレーダーが注目しています。
100pips(1JPY)ごと(例:1ドル=147円、1ドル=148円等)に通知。1日に1回日足の切り替わり時にリセットされます。
500pips(50USD)ごと(例:3000ドル、3050ドル等)に通知。1日に1回日足の切り替わり時にリセットされます。
5,000USDごと(例:110,000ドル、115,000ドル等)に通知。1日に1回日足の切り替わり時にリセットされます。