2025.03.20
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2025.03.20
スイス・SNB政策金利(日本時間17時30分)
英・BOE政策金利(日本時間21時00分)
米・新規失業保険申請件数(日本時間21時30分)
本日、東京株式市場は春分の日の祝日により休場。薄商いの影響で全体に方向感のない値動きとなったが、昨日の米FOMC後に大きく売られた米ドル/円(USDJPY)の下げは継続。148.60付近から148.10近くまで下値を探る動きとなった。但し、節目の148.00を割るには至らず、安いところは拾われている印象だ。投機筋の円買いポジションが過去最高レベルまで積みあがっていると伝えられているだけに、逃げ場を求めるドル円ショートの買戻しが入る可能性も想定しておきたい。東京時間に伝えられたトランプ大統領の「FRBは利下げした方がはるかに良い」発言が欧州・NY時間のマーケットにどう響くか。動き出すタイミングを的確に見極めてトレードチャンスを捉えたい。21時には英国のBOE政策金利が発表される。直近ではやや値幅が低下気味の英ポンド/円(GBPJPY)にボラティリティが発生することを期待したい。
日本時間17時30分に、スイスのSNB政策金利が発表される。今回は現状の0.50%から0.25%へ、25bp(0.25%)の利下げが予想される。スイスの中央銀行は、3月・6月・9月・12月と、四半期ごとに政策金利を決定する。2023年6月から1.75%で維持されてきた金利は、昨年3月・6月・9月と3会合連続で25bp(0.25%)引き下げられ、12月には50bp(0.50%)の大幅利下げが実施された。今回、さらに25bp(0.25%)引き下げられると、昨日据え置きが決定した日銀の政策金利0.50%を下回る水準となる。政策金利発表前後のスイスフラン/円(CHFJPY)、米ドル/スイスフラン(USDCHF)の動きを注視したい。なお、スイスフラン(CHF)を含む通貨ペアは、全ての口座タイプにおいて最大レバレッジ400倍に制限されるため注意が必要だ。
日本時間21時00分に、イングランド銀行(BOE)が政策金利を発表する。今回は4.50%のままでの据え置き予想。前回2月6日の会合では25bp(0.25%)の利下げが実施された。米FRBの政策金利4.50%と金利差のない状況が続くことになる。昨年末に英国の財政悪化を材料に対ドルで売られた英ポンドは、今年に入って大きくリバウンド。24年11月の水準まで回復を見せている。政策金利は据え置き予想だが、今後の経済見通しがどのように示されるのかが注目される。英ポンド/米ドルの動きを注意して見守りたい。
日本時間21時30分に、前週分の米・新規失業保険申請件数が発表される。予想は22.5万件。前回の22.0万件より若干悪化が見込まれる。新規失業保険申請件数は米労働省雇用統計局が調査を実施する指標で、失業者がはじめて失業保険を申請した件数を集計し、毎週木曜日に週次の結果を公表する。速報性が高く、雇用関連指標の先行指標として注目されるため、結果が予想を上回れば米ドル売り、下回れば米ドル買いの材料と判断されやすい。同時に発表される失業保険継続受給者数(前週分)の予想は188.6万人。こちらは前回の187.0万人よりやや改善の見込み。雇用市場のタイトさが意識されれば、今後の利下げ見通しにも影響する可能性がある。結果と予想の乖離が大きかった場合の米ドルの値動きに注意したい。
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