米・FOMC政策金利発表とパウエルFRB議長の会見に注目

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米・FOMC政策金利発表とパウエルFRB議長の会見に注目

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米・FOMC政策金利発表とパウエルFRB議長の会見に注目
相場レポート

2025.01.29

2025.01.29

本日のポイント

  1. 英・ベイリーBOE総裁の発言(日本時間23時15分)

  2. 加・BOC政策金利(日本時間23時45分)

  3. 米・FOMC政策金利(日本時間28時00分)

東京時間では、豪ドルが軟調。午前に第4四半期消費者物価指数(CPI)と12月消費者物価指数(CPI)が発表され、第4四半期CPIが市場予想値を下回ったことで豪ドル売りが加速した。豪ドル/円(AUDJPY)は発表直後に97.33円台から96.85円まで急落。豪ドル/米ドル(AUDUSD)も0.6255ドル台から0.6227ドル付近まで急落し、その後は徐々に買い戻される動きとなった。特段目立った材料は見当たらないが、米ドル/円(USDJPY)は売り優勢で軟調に推移。下押しするも155円に差し掛かる価格帯ではしっかり買いが入るため、底堅さは継続している。ユーロ/米ドル(EURUSD)や英ポンド/米ドル(GBPUSD)などのドルストレートはじり高。昨日のNY時間に下げ幅を広げたビットコイン(BTCUSD)は、東京時間では買いが先行し10万2,000ドル台を回復した。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比1.02%で4日ぶりに反発。大幅下落した米国株が切り返したことを受け、過度な警戒感が後退し買戻しの動きが広がった。しかし、今夜の米連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表などの重要イベントを前に積極的な買いには繋がりにくく、上値が重い動きとなった。本日はカナダと米国の政策金利発表を控え、様子見ムードが広がっている。ロンドン時間前半は動きにくい展開が予想されるため、突発的なヘッドラインに警戒しつつ値動きを見守りたい。

1. 英・ベイリーBOE総裁の発言(日本時間23時15分)

日本時間23時15分に、イングランド銀行(BOE)のベイリー総裁の発言が予定されている。2月6日の政策金利発表を前に、BOE関係者の発言に注目したい。年明けの英国では、低調な成長率とインフレ率の高止まりから、利下げペースが鈍化するとの見方が強まった。英国債利回りの急上昇や英ポンドの下落が加速する場面も見られ、BOEはスタグフレーション懸念への対応が迫られている。一方で、今月発表された12月の消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸び率であったことや、労働市場の悪化が示されたことで、次回会合での追加利下げの可能性も高まった。ブリーデンBOE副総裁も追加利下げに前向きな姿勢を示したことから、ベイリー総裁が利下げについてどのような見解を述べるのか注目したい。

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2. 加・BOC政策金利(日本時間23時45分)

日本時間23時45分に、カナダ中央銀行(BOC)が政策金利を発表する。市場予想通り0.25%の利下げが発表されれば、昨年6月から6会合連続での利下げとなる。BOCは直近2回の会合で0.50%の大幅利下げに踏み切っているが、最近の雇用市場の強さなどから利下げ幅を縮小すると見られている。しかし、利下げを停止するほどの経済の強さは示されていないため、今後の利下げペースに関する声明に注目したい。また、トランプ米大統領が2月1日までにカナダに対して25%の関税を課すと発言したことから、BOCがこれについてどのような見解を示すのか注目が集まっている。声明文とマックレムBOC総裁の会見から、カナダの今後の利下げペースや景気見通しについて確認したい。

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3. 米・FOMC政策金利(日本時間28時00分)

日本時間28時00分に、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利発表が予定されている。今回は政策金利を現行の4.25-4.50%で据え置かれることがほぼ確実。トランプ新政権発足後の初めての会合となり、市場ではトランプ大統領の政策に対する米連邦準備制度理事会(FRB)の姿勢や年内の利下げ見通しに関する見解に注目が集まっている。FRBはインフレ率の高さや雇用市場の強さを背景に利下げを一時停止すると見られているが、トランプ大統領の関税政策や移民政策はこれらの見通しに影響を与える可能性が高い。現状の相場では米国のインフレ懸念による米ドル買いが優勢となっているが、前回の会合と同様にパウエルFRB議長が利下げに慎重な姿勢を示す場合は、利下げ期待後退から更なる米ドル買いに繋がる可能性があることを想定しておきたい。

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アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。