2024.12.26
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2024.12.26
トルコ・TCMB政策金利&声明発表(日本時間20時00分)
米・新規失業保険申請件数(日本時間22時30分)
米・NYオプションカット(日本時間24時00分)
東京時間では、円売り優勢の展開。引き続き市場参加者が限定されるなか、米国の利下げペース減速の見通しや日銀の利上げ慎重姿勢を背景とした米ドル買い・円売りの流れが継続した。米ドル/円(USDJPY)は朝方の安値157円付近から157.470円台まで上値を拡大。ユーロ/円(EURJPY)や英ポンド/円(GBPJPY)などのクロス円銘柄も、円売りが加速したことで揃って上昇した。ユーロ/米ドル(EURUSD)は方向感の乏しい動きで横ばい。豪ドル/米ドル(AUDUSD)は午前に大きく買いが入るも、その後は下げに転じ軟調な動きが続いた。金(GOLD)は買い優勢。2,617ドル台から一時2,629ドル台まで上値を伸ばし、底堅く推移した。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比1.12%で取引終了。寄り付きから上げ幅を広げ、後場でも上昇の勢いが弱まることなく買い優勢の流れが継続した。本日から米国が通常取引に戻るが、欧州時間の主な市場が引き続き休場となるため、欧州時間前半は動きにくい展開が予想される。休暇明けのNY勢がどのような売買を仕掛けてくるのか注視しながらトレードチャンスを窺いたい。
日本時間20時00分に、トルコ中央銀行(TCMB)が政策金利を発表する。現行の50.00%からの利下げが予想されているが、利下げ幅については意見が割れており、48.25%から最大で47.50%まで引き下げられる見込み。トルコの直近のインフレ率は47%と高水準を維持しており、インフレ低下の遅れによる景気後退が懸念されている。今回の会合で大幅利下げを決定した場合、トルコリラの下落基調を更に加速させる可能性があることに警戒したい。また、声明では、今回の利下げが一時的な策になるのかを確認し、今後の利下げ見通しについての言及にも注目しておきたい。
日本時間22時30分には、米国の新規失業保険申請件数が発表される。新規失業保険申請件数は、米国内で失業者がはじめて失業保険を申請した件数を集計した指標。米労働省雇用統計局が週次の結果を毎週木曜日に公表しており、米国の雇用関連指標の先行指標として重要視されている。今回の市場予想は、前回の22.0万件から22.3万件へと増加が見込まれる。予想件数を上回ると米ドル売り、下回ると米ドル買いの材料と解釈されるため、発表直後の米ドル/円(USDJPY)やユーロ/米ドル(EURUSD)の値動きに注意したい。
日本時間24時00分前後は、NYオプションカットに絡んだ値動きに注意したい。NYオプションカットとは、ニューヨーク市場での通貨オプション権利行使の期限時刻(カットオフタイム)のことを指し、時間は日本時間24時00分(夏時間は日本時間23時00分)となる。この時間には投資家のさまざまな思惑から値動きが激しくなることが知られており、短期売買で利益を狙うトレーダーにとってはトレードチャンスとなりやすい。ユーロ/米ドル(EURUSD)では、1.0400ドルに27日・2日の大きめのオプションが観測されており、この価格帯を挟んだ狭いレンジが形成されている。ユーロか米ドルが動意づいてレンジを抜けることがあれば、堅い抵抗帯として機能する可能性があることを想定しておきたい。
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