2024.12.18
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2024.12.18
欧・複数の要人発言(日本時間16時35分~)
米・住宅着工件数(日本時間22時30分)
米・FOMC政策金利(日本時間28時00分)
東京時間では、米ドル/円(USDJPY)は伸び悩む展開。本邦勢の本格参入後は仲値にかけての買いが加速し、NY時間終値付近の153.500円前後から一時153.780円台まで上昇。しかし、勢いは続かず押し戻される展開となった。午後にはやや円買い優勢となり、米ドル/円(USDJPY)とともにクロス円も下落。ユーロにも買いが入り、ユーロ/米ドル(EURUSD)とユーロ/英ポンド(EURGBP)はじりじりと上値を切り上げた。ビットコイン(BTCUSD)は大きく下落。東京時間始値付近の106,500ドル前後を高値に、103,300ドル台まで下値を拡大した。株式市場では、日経株価(JP225)は前日比-0.72%で4日続落。この後予定されるFOMCを前に様子見ムードが広がり、ポジション調整の売りに押されて取引を終えた。本日は日本時間深夜28時00分(翌4時00分)に米国の政策金利が発表される。また、明日には日銀とイングランド銀行(BOE)の政策金利発表も控えており、金融市場では神経質な動きが続きそうだ。
本日は複数の欧州中央銀行(ECB)高官の発言に注目したい。日本時間16時35分にエストニア中銀のミュラー総裁、日本時間18時00分にECBチーフエコノミストのレーン専務理事、日本時間18時30分にドイツ連銀のナーゲル総裁の発言が予定されている。ECBは今月12日の理事会で0.25%の追加利下げを決定した。利下げ発表後はECB関係者から更なる利下げを示唆する発言も述べられており、次回会合での利下げの可能性を見極める展開となっている。特に、理事会への影響力が大きいチーフエコノミストのレーン専務理事が今後のユーロ圏の景気動向や利下げ見通しについてどのような見解を示すのか注目したい。
日本時間22時30分には、米国の11月住宅着工件数が発表される。住宅着工件数は、米商務省センサス局が1ヵ月で建設開始された新築住宅戸数を集計した指標。一戸建てと集合住宅でそれぞれ集計し、地域別に発表される。今回の市場予想では、前回の131.1万件を上回る134.5万件となる見込み。また、住宅着工件数と同時に発表される建設許可件数は、前回の141.6万件(141.9万件)を上回る143.0万件と予想され、ともに前回からの伸びが見込まれている。住宅関連指標は景気動向や個人消費など様々な指標との関連性が高いため、米国の経済情勢を探る上で注目しておきたい。
日本時間28時00分には、米連邦準備制度理事会(FRB)による政策金利発表が予定されている。一時は追加利下げと据え置きの可能性で見通しが割れていたが、現在では0.25%の追加利下げが確実視されている。市場ではすでに来年以降の利下げ見通しに関心が寄せられており、次回1月のFOMCでは金利据え置きとする見方が一部で囁かれた。次期トランプ政権でのインフレ上昇への警戒感も高まるなか、FOMCメンバーによる最新の経済見通し(SEP)では来年度の利下げ回数が4回から3回へ修正されている。緩和姿勢が弱まるとの予想から米ドル買いが加速する可能性が高まっているため、声明文やパウエルFRB議長の記者会見から来年以降のインフレ見通しや利下げペースについてどのように言及されるか注目したい。
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