2024.11.22
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2024.11.22
スイス・シュレーゲルSNB総裁の発言(日本時間21時40分)
加・小売売上高(日本時間22時30分)
米・ミシガン大学消費者信頼感指数(日本時間24時00分)
東京時間では、米ドル/円(USDJPY)は上げ幅を拡大。朝方に発表された10月の全国消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回り、発表後は一時円買いが強まる場面が見られた。しかし、154円を割り込むと反発の勢いが増し、その後はNY市場終値付近の154.400円台までゆるやかに上昇。午後に入ると米ドル買い・円売りが加速し、再び155円台を試す動きが見られた。ユーロ/米ドル(EURUSD)はじり安の展開。連日安値を更新しており、10月3日に付けた安値1.04500ドル付近まで下げ幅を拡大した。ウクライナ情勢の緊迫化やユーロ圏の景気見通しへの不安から、当面はユーロの地合いの悪さが継続するか。株式市場では、日経株価(JP225)は3日ぶりに反発。為替市場でのドル高も安心材料となり、底堅く推移した。
日本時間21時40分には、スイス国立銀行(SNB)のシュレーゲル総裁がインフレについての講演を行う。スイスではインフレ率が大きく減速しており、10月の消費者物価指数(CPI)は0.6%と、1%を割る水準まで低下している。SNBは9月の会合で政策金利を1.25%から1.00%まで引き下げており、先月末にはシュレーゲル総裁が12月会合での追加利下げを示唆している。スイスの次回CPI発表は12月3日、金融政策発表は12月12日に予定されている。最新のインフレ動向から、次回会合での追加利下げの可能性を探りたい。
日本時間22時30分には、カナダの小売売上高が発表される。小売売上高は、カナダ国内の様々な小売業の売上を月ごとに測定した指標。個人消費や消費者信頼感などのデータと関連性があり、カナダの消費動向を見定める上で重要視される。今回の予想では、前月比で+0.4%となる見込み。自動車を除いたコア小売売上高では、前回の-0.7%から+0.5%への伸びが見込まれている。予想と結果に大きな乖離があれば、米ドル/カナダドル(USDCAD)やカナダドル/円(CADJPY)などの通貨ペアで値動きが活発になる可能性があることに注意したい。
日本時間24時00分には、ミシガン大学消費者信頼感指数が発表される。ミシガン大学消費者信頼感指数は、米国のミシガン大学の調査研究センターが対象者にアンケートを実施し調査した指標。今回は確報値の発表となり、11月9日に発表された速報値の73.0から73.7への上方修正が予想されている。ミシガン大学消費者信頼感指数は、今月27日にコンファレンスボードが発表する消費者信頼感指数の先行指標としても注目される。予想値に対して結果が上振れもしくは下振れした場合は、米ドル/円(USDJPY)やユーロ/米ドル(EURUSD)などのドルストレート銘柄が大きく動意付く可能性があることに注意したい。
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