上値重く下値堅い流れの米ドル/円に注目か

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上値重く下値堅い流れの米ドル/円に注目か

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上値重く下値堅い流れの米ドル/円に注目か
相場レポート

2024.06.17

2024.06.17

本日のポイント

  1. ラガルドECB総裁の発言

  2. 日銀の買い入れオペ

週明けは、ほぼ窓なしでスタート。米ドル/円は157円台前半で堅調に推移しており、先週安値の155.700付近から約150pips上昇した価格帯で揉み合っている状況だ。上値重く下値堅い流れが続いているため、新たな材料が出るまでは方向感に欠ける展開となるだろう。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの158.000付近を上抜けた場合は、158.500の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの157.000付近を下抜けた場合は、156.500の節目に向けた一段安が想定される。一方で、直近高値圏での揉み合いが続いているため、どちらかにブレイクした場合はストップロスによる急騰・急落に警戒したい。

本日は、18時に欧・ラガルドECB総裁の発言、21時半に米・NY連銀製造業景気指数、26時に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、翌10時に米・クックFRB理事の発言、翌10時10分頃・日銀国債買い入れオペが予定されている。各国の要人発言を静観しつつ、週明けの米ドル/円の方向性に注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。