米国の雇用統計に警戒か

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米国の雇用統計に警戒か

米国の雇用統計に警戒か
相場レポート

2024.03.08

2024.03.08

本日のポイント

  1. 米国の要人発言

  2. 雇用統計

前日のNY市場は、株高・金利安・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円買いの流れが継続。円全面高になったことでクロス円は軒並み軟調に推移しており、米ドル売りとあいまって米ドル/円は147円台まで約200pips下落する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの148.500付近を上抜けた場合は、149.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの147.500付近を下抜けた場合は、147.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、短期間で急落している状況のため、一旦の調整による上昇となるか、戻り売り優勢で安値を更新するかに注目したい。

本日は、21時に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、22時半に加・失業率、米・雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均時給など)が予定されている。雇用統計の結果を静観しつつ、週末クローズに向けた米ドル/円の値動きに注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。