雇用統計後の方向性に注目か

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雇用統計後の方向性に注目か

雇用統計後の方向性に注目か
相場レポート

2024.01.05

2024.01.05

本日のポイント

  1. 欧州の消費者物価指数

  2. 米国の雇用統計

前日のNY市場は、株高・金利高・原油安のリスクオン基調となり、米ドル買い・円売りの流れが継続。円独歩安となったことでクロス円は軒並み堅調に推移しており、米ドル/円は144円台後半まで約200pips上昇する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの145.000付近を上抜けた場合は、146.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの144.000付近を下抜けた場合は、143.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、直近安値圏から反転上昇している状況のため、新たな材料が出るまでは下値の堅い展開となるだろう。

本日は、18時半に独・建設業PMI、19時に欧・消費者物価指数、22時半に加・失業率、米・雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均時給など)、24時に米・ISM非製造業景況指数、米・製造業受注指数、27時半に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言が予定されている。各国の重要経済指標を静観しつつ、雇用統計後の米ドル/円の方向性に注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。