下窓を埋めずに推移する米ドル/円の動きに注意か

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下窓を埋めずに推移する米ドル/円の動きに注意か

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下窓を埋めずに推移する米ドル/円の動きに注意か
相場レポート

2023.09.12

2023.09.12

本日のポイント

  1. 英国の失業率

  2. 米国の10年債入札

前日のNY市場は、株高・金利高・原油安のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円買いの流れが継続。米ドルが全面安になったことで米ドル/円は上値の重い展開となり、146円台での揉み合いに終始する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの147.000付近を上抜けた場合は、147.500の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの146.000付近を下抜けた場合は、145.500の節目に向けた一段安が想定される。一方で、上値重く下値堅い流れが続いているため、新たな材料が出るまでは方向感に欠ける展開となるだろう。

本日は、15時に英・失業率、18時に独・ZEW景況感調査、26時に米・10年債入札が予定されている。各国の経済指標を静観しつつ、米ドル/円の方向性に注目したい。また、週明けの下窓を埋めていない状況のため、147.800付近に向けた動きがあるかどうかに注目したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。