思惑による急変動に警戒か

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思惑による急変動に警戒か

思惑による急変動に警戒か
相場レポート

2023.08.18

2023.08.18

本日のポイント

  1. 英国の小売売上高

  2. 米ドル/円の方向性

前日のNY市場は、株安・金利高・原油高のリスクオフ基調となり、米ドル売り・円買いの流れが継続。引けにかけて円買いの流れが強まり、米ドル/円は145円台後半まで下落する結果となった。

テクニカル的に見ると、直近レジスタンスラインの146.500付近を上抜けた場合は、147.000の節目に向けた一段高に、直近サポートラインの145.500付近を下抜けた場合は、145.000の節目に向けた一段安が想定される。一方で、高値圏での揉み合いが継続しているため、新たな材料が出るまでは方向感に欠ける展開となるだろう。

本日は、15時に英・小売売上高が予定されている。英国の重要経済指標を静観しつつ、週末クローズに向けた米ドル/円の方向性に注目したい。また、来週にジャクソンホール会議(8月24日~26日開催)を控えているため、薄商いを狙った思惑による急変動に警戒したい。

アナリストワタル

著者:アナリストワタル

FX投資歴20年の実績をもつ為替専業トレーダー。ファンダメンタルズ分析とチャート分析を組み合わせた手法で順張りのコツを掴む。主なトレードスタイルは、順張りスイングトレード。過去には、金融メディアで、FXマーケットアナリストとして為替市場の調査やレポート作成業務の経験あり。